疲労の種類とその原因

  1. 疲労の種類
    1. 肉体疲労
    2. 精神的疲労
    3. 脳や神経の疲労
  2. 疲労の原因
    1. エネルギーの不足
    2. 活性酸素の増加
    3. 脳の調整力の低下
  3. 適切な疲労回復方法を選択


疲労は、筋肉疲労やストレスなどのさまざまな原因によって発生します。疲労を回復するには、自分の疲労の原因が何なのかを把握して、それぞれの疲労に適した対処法をとることが重要です。

疲労の種類

疲労は、肉体疲労・精神的疲労・脳や神経の疲労の3つに大まかに分類されます。

肉体疲労

激しい運動や作業による筋肉の疲れが原因の疲労です。筋肉のエネルギーの不足や、疲労物質が蓄積して筋肉の機能が低下することで起こります。また、運動などで発生した活性酸素が神経細胞を傷つけることでも、身体の疲労感が発生します。
運動や作業だけでなく、デスクワークなどで同じ姿勢を長く続けていても、筋肉の緊張や血行不良によって疲労物質が溜まり、肉体疲労が起こる場合があります。
肉体疲労の回復には、睡眠などの休息や血行の促進、エネルギーを補うための栄養素の摂取などが効果的です。

精神的疲労

ストレスなどによる心の疲れが原因の疲労です。仕事や人間関係、環境変化などで強いストレスを受けると、筋肉が疲れていなくても強い疲労感が生じます。
精神的な疲労が蓄積すると、気力の低下や神経過敏、食欲不振、不眠などの症状が起こり、うつ病や自律神経失調症の原因になります。
精神的疲労の回復には、ストレスを軽減してリラックスすることや、十分な睡眠をとって精神を休息させることが重要です。

脳や神経の疲労

デスクワークなどで同じ作業を続けて脳や神経を長時間緊張させていると、脳の調整力が低下して情報処理がスムーズに行われなくなります。こうした脳や神経の機能低下によっても疲労感が生じます。
こうした脳や神経の疲れには、一時的な休息や、脳のエネルギー源となるブドウ糖の補給が有効です。

疲労の原因

心身の疲労を生み出す原因には、筋肉のエネルギー不足や活性酸素の増加、脳の調整力の低下があります。

エネルギーの不足

身体を動かすにはエネルギーが必要です。エネルギーが不足すると筋肉や脳が機能できず、身体が警告を発して疲労感が生じます。
ダイエットなどで栄養素の摂取が十分でない場合や、偏食などでビタミンやミネラルが不足してエネルギーを効率的に生み出せない場合に、こうしたエネルギー不足による疲労が起こりやすくなります。
また、病気によって肝臓などの内臓の機能が低下すると、体内の有害物質が増加してエネルギーが効率的に供給されなくなり、強い疲労感が生じる場合があります。

こうしたエネルギー不足による疲労の解消には、エネルギーを生み出すために必要な栄養素をしっかりと摂取することが重要です。また、内臓の病気が原因の場合は、医師の治療を受けて内臓の機能を回復させる必要があります。

活性酸素の増加

近年の研究によって、活性酸素が疲労と深く関係していることが明らかになっています。
運動や脳の活動で酸素を多く消費したり、強いストレスを感じたりすると、強い酸化力をもつ活性酸素が体内で大量に発生します。
増えすぎた活性酸素は、その強い酸化力で神経細胞を傷つけます。傷ついた神経細胞から送られるシグナルが、脳の「疲れた」という感覚を生み出していると考えられています。

人間の身体には活性酸素を中和する機能が備わっていますが、こうした機能は年齢とともに衰えます。活性酸素を減らして疲労を回復するには、活性酸素を中和する抗酸化作用をもつ成分の摂取が重要です。

脳の調整力の低下

デスクワークなどで同じ作業を連続して行い、脳や神経を長時間緊張させていると、脳の調整力が低下します。これにより情報を処理する脳の機能が低下して、疲労感が発生します。

こうした脳の調整力の低下による疲労を回復するには、脳や神経の緊張をほぐすことが重要です。短時間の睡眠や机の掃除などの別の作業をすると、脳がリフレッシュされます。また、脳のエネルギー源となるブドウ糖の摂取も有効です。

適切な疲労回復方法を選択

疲労には、さまざまな種類や原因があります。疲労を回復するには、それぞれの疲労にあった対処法を選ぶことが重要です。エネルギー不足による疲労には睡眠よりも栄養素の補給が重要ですし、精神的な疲労に対して栄養素を補給しても効果的ではありません。
自分の疲労の原因が何なのかしっかりと把握して、自分にあった疲労回復方法を選ぶことをお勧めします。